<Header>
<Author: 錢起>
<Title: 贈闕下裴舍人>
<Format: 格式不明>
<Year: 1973>
<BookName: 唐詩三百首2>
<Translator: 目加田誠>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 関下（けつか）の斐舎人に贈る>
<BookPage: 254>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
二月黃鶯飛上林，
春城紫禁曉陰陰。
長樂鐘聲花外盡，
龍池柳色雨中深。
陽和不散窮途恨，
霄漢長懷捧日新。
獻賦十年猶未遇，
羞將白髮對華簪。
<End Poem>
<Translation>
うららかな春も半ば
上林苑には黃鸝飛び
紫禁城の春のあけぼのは
まだほの暗く静まっている
長楽宮の鐘の音は
花の彼方に消えてゆき
竜池のほとりの柳の色は
雨にぬれてひとしお深い
このうららかな春の気も
窮途にある私の恨みを晴らしてはくれぬが
心はいつも雲井を仰いで
一片忠誠の念を失わぬ
賦を献じてすでに十年
今尚登用の機会に恵まれず
いつか白髪となった身で
簪も華やかな
君に対して恥ずかしく思う
<End Translation>
<Formatted Translation>
うららかな春も半ば　上林苑には黃鸝飛び
紫禁城の春のあけぼのは　まだほの暗く静まっている
長楽宮の鐘の音は　花の彼方に消えてゆき
竜池のほとりの柳の色は　雨にぬれてひとしお深い
このうららかな春の気も　窮途にある私の恨みを晴らしてはくれぬが
心はいつも雲井を仰いで　一片忠誠の念を失わぬ
賦を献じてすでに十年　今尚登用の機会に恵まれず
いつか白髪となった身で　簪も華やかな　君に対して恥ずかしく思う
<End Formatted Translation>